
今回で4シリーズ目です。
岡住修兵氏から届いた「稲とアガベ」の造りの内容を抜粋してお知らせ致します。
酒造りへのこだわりと未来への想いが溢れています。
ぜひご一読下さい。
↓ 以下 ↓
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今回は酵母無添加生酛です。
01 酵母無添加
02,03は六号酵母添加
04は01以来の酵母無添加です。
酵母によって日本酒は全く違う顔になるので、
03とは全然違う酒ですね。全く違います!
酵母無添加生酛という天然の菌のみに頼った難しい手法で、
発酵温度も高いので、(野生酵母は15度以上でしか発酵しない)
世の中の吟醸酒と違いさまざまなフレーバーはもちろんあり、
自然栽培のお米のポテンシャルを今考えられる技術で、
酒の歴史に切り込める酒だと個人的には思ってます。
秋田での醸造開始前、
酵母無添加生酛という手法で、
醸造した場合、慣行栽培と自然栽培でどんな違いがでるのか?
もろみ最高温度16度で、もろみ日数16日
吟醸作りとはかけ離れた品恩経過で醸して、
綺麗ならさんざん言ってきた、
自然栽培米=綺麗なお酒といい加減そろそろ断言できるだろう、
ということを確認しておきたかったのです笑
田んぼで頑張ったことをそのままお酒にしたお酒。
ワイン醸造の哲学に近いかもしれません。
今回のお酒は、
言わば土田のフラッグシップ、
シンツチダとレシピももろみ経過もほぼ一緒。
いつもはレシピ、品温経過や追水などを細かく支持するのですが
今回僕自身何もしていません笑
唯一行ったことは、
原酒で送っていただき利酒した上で、
原酒表記範囲内のアルコール表記-0.
なので今回が圧倒的に一番僕の酒とは言いにくいです笑
シンツチダと同様、
こだわりの「要常温」のお酒です。
真夏でも常温流通ばっちこいです!むしろ美味しくなります。
(酒販店産の考え方があると思いますので、強制ではないです)
日本ほどしっかりしたコールドチェーンで配送されることがまずな
世界流通を考えた際に、目指すべきは常温流通で美味しい酒、
冷蔵流通のための有限なエネルギーを、「毒」
というのもよく考えていることです。
WHOは随分前からコカインよりエタノールは毒だと言っています
このままアルコールは無くなりゆくのかもしれません。
そんな未来を見据えつつ経営をしなければなりません。
そんな中、生き残っていくのはどんな酒なのか?
原料を無駄にせず、配送や保存にエネルギーを極力使わず、
なおかつ、くっそ美味い酒(一番重要)
そんな酒を目指したいなと。(どぶろくは冷蔵様様なので、
雑多に何度でも旨く熱燗にすることができるのですが、
今回はコロナ禍で家でより深くお酒を楽しんでいただくために、
友人の熱燗DJつけたろうに、
熱燗レシピを考えていただきました!
稲とアガベ04:120ml
水:10ml
↓
錫のチロリで73℃まで温める
↓
温めておいた徳利に入れる
↓
5分間静置
↓
温めておいた平杯で飲む
やってみましたが、
くっそうまいです。。。
70度超えても崩れない酒は珍しいとのこと。
酵母無添加生酛×自然栽培の力かもしれません。
------スペック------
●お米●
19年産自然栽培ササニシキ
(全シリーズ自分が携わった全く同じお米です)
●精米歩合●
90%
●日本酒度●
-16.26
●酸度●
2.70
(発酵温度高いので酸は高いです)
●アミノ酸●
1.41
(普段のシンツチダ2.5超えることを考えると、
●アルコール●
14.88
●グルコース●
1.885
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※以下をご確認下さい※
①ご購入は
お一人様 2 本まで
のご購入とさせて頂きます。
②発送は
6月19日からご注文の順番に発送作業を致します。
※日付指定無しで最短のお届けとなります。
19日午前中までのご購入で当日出荷可能です。
何卒ご理解下さいませ。